看護師として皮膚科で働く際には基本的な看護スキルがあれば問題なく、仕事内容は一般的に考えられる看護師と同じです。
看護師の仕事内容とは、まず血圧や体温、脈拍の測定をするバイタルサインチェックです。
患者のバイタルサインチェックをして、医師に伝えます。
2つ目は採血や点滴、注射です。
検査が必要になった患者の採血や、治療のための点滴や注射を行います。
皮膚科ではアレルギー検査があり、その補助もします。
3つ目は患者のカルテの記録と管理です。
患者の治療がスムーズに進むように症状や治療状況などをカルテに記録し、管理します。
4つ目は医師のサポートです。
診察の補助や手術が行われれば、準備や執刀医への器具の手渡しなどをします。
診療補助として皮膚科の場合は、イボの処理をしたり水虫に対して薬を塗ったりもします。
5つ目は患者への対応です。
患者に対して来院の受付や、治療や投薬についての説明などをします。
皮膚科に訪れる患者は、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層です。
そのため皮膚科に勤める看護師には、幅広い年齢層に対応できるコミュニケーション能力が必要になります。
また、皮膚科が取り扱う症状はさまざまなため、臨機応変に対応する能力も必要です。
このほか勤める病院やクリニックによっては、待合室の掃除や整理整頓も看護師の仕事になります。
皮膚科には一般皮膚科と美容皮膚科があります。
美容皮膚科では皮膚の疾患を治療するのではなく、おこなうのはより美しくするための施術です。
そのため、患者が来院するというよりは、客が訪れるというイメージですので医療業務だけではなく接客対応も求められます。